NXに自信あり、スマホアプリは想定以上 任天堂 2016年3月期決算説明会 質疑応答まとめ

任天堂の2016年3月期決算説明会で行われた質疑応答のまとめです。

Q1
・WiiU本体の販売計画台数が低く設定されているが、3DSへの影響はあるのか
A1
・マイナスの影響は考えていない。来期はタイトルも充実し、3DSにフォーカスできるという意味でプラスに考えたい

Q2
・アプリ版ファイヤーエムブレムとどう森の目的はなにか
・続く他の2タイトル(2017年までに5タイトル配信予定)ではどういう方面を強化したいのか
A1
・今後違うジャンルで任天堂に興味を持つ客をを増やし遊ぶ機会を広げたいから。多くの客に触ってもらうためにも別々のジャンルにした。
・あと二つのタイトルで使用するIPの制限はない。多くの客に遊んでもらえるものを選ぶ。

Q3
・Miitomoのユーザーに関することや収益にどれだけ貢献しているのか
・ニンテンドーアカウントとの連動はビジネスにプラスの影響を与えているか
・今後リリースするアプリはゲーム要素を増やして課金収入が増えていくようにするのか
A3
・男女別では若干女性の方が多い。金額的なインパクトはないが想定通りの収入となっている。
・Miitomoを遊んでいる人には徐々にニンテンドーアカウントに登録してもらっている。これからもユーザーの増加を図っていく。
・次からのタイトルはゲーム要素が強く、課金コンテンツなどをたくさん買うユーザーが多くなるものが出てくる。

Q4
・スマホアプリ事業にどれくらいシフトしていくのか
・宮本さんなどに手がけてもらって大きくヒットするのがベストストーリーだと思うが社長はどう思うか
A4
・これからも収益の大きな柱の一つとして育てていく。
・強力な開発者がすでにアプリ開発に取り組んでおり、宮本は全社的な観点からサポートしている。

Q5
・タイトル不足だったWiiUとは違う、充実したラインアップで販売できるのか
・コストについて業績を考える上でどう思っているか
A5
・NXの販売時期を決定した理由はラインアップが発売時に揃っていることが一つである。また、継続してタイトルが出せるよう計画を立てていく。
・前提としてハードを採算割れで出すとは考えていない。

Q6
・Miitomoで何を学んだか
・Miitomoの手応えはあったか
A6
・客からの意見に早く対応することでアプリを活性化することが大事だと思う。
・1000万ユーザーを早く達成できたのは計画以上であると思う。

Q7
・スマホ向け事業は「毎日どれだけの人が遊んでいるか」(DAU)が一番重要なのか
A7
・DAUも大事だが、継続率も重要である。継続率の増加は課金収入にも影響する。

Q8
・同じIPをゲーム機やスマホの両方に出す場合どういった指標が重要になるか
A8
・ゲーム機向けもスマホ向けも購入された数量とハードも含めた稼働数、買った後どの様に遊んでいるのかが重要。

Q9
・今までは年末商戦に出すことが重要視されていた様に思うがNXやMiitomoは年末を外している。考え方が変わったのか
A9
・発売時期の考え方に変更はない。発売時に遊べるソフトがどれだけあるかが重要である。ホリデーを外してはいけないというわけではない。

Q10
・キャッシュマネジメントや資金需要(企業が必要とする資金の総和)についてどう考えているのか
A10
・キャッシュが入ってきたときにそれを積み上げていくのか慎重に考えないと行けないと思っている。今はIP活用の取り組みに優先して使いたいと考えている。

Q11
・2017年3月期ではスマホ向け事業の収益貢献はどれくらいなのか
・これが数千億円規模のビジネスになるまでどのくらい見ておけばよいか
A11
・次に出るアプリは年度後半に影響する。インパクトとしてはそこまでではないがそれ相応の数字になる。数千億円ほどではないが今後ボリュームは大きくなる。

Q12
・WiiUの減少はNXでカバーできると考えているのか
A12
・WiiUの減少はNXとスマホ向けアプリが中心となってカバーする。本体販売による売上高への影響はNXでかなりの部分がカバーできると想定している。

引用元 2016年4月28日(木) 2016年3月期 決算説明会

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