コラムっぽい駄文:Kraftwerkの使った楽器は幼児教育用おもちゃだった

Kraftwerkの楽曲と実際に使われた変わった楽器(?)を紹介。
これさえあれば君もラルフさんになれる・・・かもしれない。




2014年にグラミー賞の特別功労賞をザ・ビートルズとともに授与されたクラフトワーク。最近もLive活動を中心に、アルバム作りもしているそうだけど、つい最近こんなニュースがあったりしていて結構大変だそう。(上記の通り解決したとの話。よかったよかった。)

テクノやシンセポップ、ハウスなど多くの音楽ジャンルが登場した背景には、アウトバーンで電子音を世に知らしめたクラフトワークの楽曲が大きく関わっている。
おかげで無機質、シンプル、非人間的とか言われたりするみたいだけども、聴いてみるとそこまで冷たい感じがしないものも多い。オリジナルのRadioactivityには放射能とRaido-Activityをかけたシャレがあるし、Neon Lightsはネオンで照らされた街を音で感じられる比較的明るい曲だと思う。

さらにいうと「Computer World」というアルバムは僕からしたら明るくて目がまぶしいレベルなんだけど(目が暗闇に慣れすぎたのかな?)、ああいう印象を持たれていることが意外に感じてちょっと驚いたり。
最初に流れるComputer Worldは無機質だけれども、Computer Loveのような淡い恋ソングらしきものがあったり、Dentaku(電卓)なんていうポップらしい歌もある。
ボクハオンガクカ デンタクカタテニ
なんて片言でロボットらしいけどなんだか暖かい感じしない?Live映像もなんだか楽しそうだし。

まあ歌詞は少ないものが多く、題材が放射能だったりロボットだったりだからね・・・仕方ないね。

まあ、こんなComputer Worldだけど、楽曲の制作にコンピュータは使われていない。彼らが初めて手に入れたコンピュータは「Atari」(インタビューでは"最初の"といっていたので2600?)。なんとゲーム機なのだ。ロボットがゲームをするのか・・・。
で、コンピュータなしにどうやってコンピュータっぽさを出したかというと、楽器だけでなく電卓やおもちゃを使って演奏していたそう。

スタイロフォンやBee Gees Rhythm Machine(Bee Geesってあのビージーズ。版権物のおもちゃらしい)という幼児向け楽器に、Speak & Spellなんていう幼児教育用玩具なんてものも使っていて、一部はコンピュータ上でも使える。
ここからはこれらの紹介だ。

Bee Gees Rhythm Machineはウェブ上から遊ぶことができる。既にサイトは閉鎖されているが、Internet Archiveに残っているのでそこから遊ぶことができる。

音質は悪いけれど、なかなか面白い音。玩具ならではのチープなピコピコ音は時代遅れという人もいるが、やっぱり好き。


一番左の変な踊りをしている人(筆頭メンバーのラルフさん)が持っているのがそれ。右にいるカールさんが持っているのはスタイラフォン。デンタクのおかげでBee GeesのグッズなのにKraftwerkのファングッズ的扱いになっている。

スタイロフォンの方はiOSのアプリがあるみたいだ。

低価格な電子楽器ということで、結構売れたそう。

Speak & Spellはアンドロイド、iOSともにある。
いくつかの機能があるそうで、例えば「Spell」ボタンを押せば単語をリスニングして文字を入力しスペルを学習できたり、「SAYIT」ボタンを押すと発音の確認が出来たり、「?」を押すと単語を押しながら推測するゲームに、文字が1文字ずつ表示され、並べていくと文章になるというなんともロマンチックな機能もある。

で、この音がどこに使われたかというと、Home Computer(ホビーコンピュータのこと)でまんま使われている。

イントロのところ。すぐわかるはず。

幼児教育用玩具を楽器にするとはさすがKraftwerkといったところか。
特定斑頑張ったね・・・
最後に、最近僕が寝るときに使用している曲を載っけておくから聴いてみて。これ書き終わったの4時だから眠くて仕方が無い。おやすみ・・・



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