【ゆる募】ゴールデンアイ007の権利が消えたという謎

ここのところずっと気になることがあった。

ある日、Mixerで配信していたら N64版Goldeneye 007 に関する任天堂の権利が消滅しているとの疑惑が海外で報じられていると聞いた。

詳細を聞くとこのサイトにゴールデンアイがEXPIREDだと書かれているのが根拠だそう。
https://iprs.cbp.gov/Pages/ResultDetail.aspx?id=8977

せっかくなので調べてみたけど・・・結局、

アメリカでの著作権の保護期間は原則70年、国内では50年とされており、やや辻褄が合わない。
jp.automaton.am/articles/newsjp/20171227-60202/

この指摘の通り、疑問が湧いただけだった。いったいなぜ20年で切れているという表記になったのかがよくわからないのだ。
特許ならば20年だが、Copyrightとして登録されている著作物なのに特許扱いなわけがない。

調べてみると、この根拠となっているサイトはCBPが著作物の違法輸入や輸出を効率よく取り締まることを目的として作られたIPRSというシステムのデータベースから引っ張ってきたものだそうだ。同サイトを確認すると、スーパーマリオブラザーズも20年で期限切れとなっていることがわかる。

そこで特許庁のサイトからCBPに関する資料を閲覧してみると、IPRSを使って190ドルと著作権を有する証明物を送ることで登録日から著作権登録の有効期間まで保護するということがわかった。
https://www.jpo.go.jp/index/kokusai_doukou/iprsupport/miniguide/pdf/America_USA_inf.pdfの34ページ

この著作権登録の有効期間というのがわかれば20年の理由がわかりそうだ。

と思ったのもつかの間、とある弁理士の方のサイトによれば、著作権登録の期間は著作権の存続期間と同じ、とのことである。
http://www.zepto.jpn.com/法務/post-197.html

ならば期間は70年のはず…。いったい何の期限が切れたのか、謎は深まるばかりだ。

※ゆる募
米国の著作権やゴールデンアイの権利に詳しい方、もしくは似たような事例をご存知の方がいらっしゃればコメントで情報を提供していただけると嬉しいです。

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