Switchは6年以上販売する、外部の投資も検討するなど、君島社長がこれからの任天堂を語る

君島社長かっこいい


日経新聞の取材に応じた君島社長が今後の戦略について語っています。

Q1. 店頭で品薄が続いたスイッチの好調は2年目も続きますか。

A.1 ---(コントローラーの機能を利用し)遊び方をさらに進化させることで、5~6年以上、販売を伸ばしたい。(販売期間は)長ければ長いほどいい。

1-2 SwitchやArms、直近ではNintendo Laboなど、多種多様な遊び方を提示している任天堂ですが、メディア向けでの発言で繰り返しているとおり、新しい遊び方を提示する用意はまだまだある様子です。
それらでできるだけ人を惹きつけ5,6年以上の販売を目指すとのことですが、ここが少々引っかかります。

任天堂は長年約5年ほどで据え置き機の世代交代を行っているので、純粋に読めばSwitchはこれまでのハードよりも長くメインで展開していくという意味にとれます。
ただ、任天堂はWiiの廉価版をWiiU発売年と同じ年に発売することからわかるように、前世代機の市場をある程度残しつつ次世代へ移行することがあります。(なのでWiiUの収穫期になってもWiiのソフトがそれなりに売れている)
発言の意味が前者なのか後者なのかで結構な違いだと思うのですが、これ以降の文章を引用しても読み取ることはできません。


Q.2 1年目のスイッチ人気はゲーム好きの家族客や、愛好家の購入に支えられました。

A.2 2年目が大事だ。人気が失速しないためにも、購入者の裾野を広げていきたい。親が自分の子供にスイッチで遊ぶことを薦めたくなるソフトなどを開発していく。


任天堂はローンチにハードを購入する層が任天堂ファンなどのゲーマーが多いことから、1年目はゲームに注力するという発言をしています。
そのため、1年目は3Dマリオなどのどちらかと言えばゲーマーが好むゲームを中心として展開をしていきました。

2年目からはこういったゲームらしいゲームだけでなく、それこそソフトという枠組みを超えていろいろな層にアプローチしていきたいと言うことでしょう。
社長は購入者の裾野を広げるゲームとしてNintendo Laboを例に出してきましたが、Switchには音楽制作ツールがKongから発売されており、今後はそういった実用ソフトも投入してくるかもしれません。(個人的には足踏みパレードを復活したWii Fitがほしい・・・)


Q.3 スイッチのヒットで積み上がった約8000億円の現預金をどう活用しますか。

A.3 最先端の技術を確認しながら常にスイッチの次については考えている。---爆発的なヒットを生むことが任天堂の存在価値だ---自社の技術と融合できると思えるものがあれば、外部への投資も検討する

任天堂のハード開発はハードが発売した後すぐに研究、開発が開始しますから、スイッチの次を考えているという発言はいつものことです。
最後の発言は企業の買収や提携の話でしょう。任天堂が自社の足りない部分を他社と提携、買収して補うと言うことはたまに聞く話です。
たとえばWiiUの時はUnityやGoogleなどと提携して開発環境の改善や自社ハードを生かしたソフトの開発、ポケモンGoの開発への投資などをしています。


Q.4 後継者に経営を引き渡す時期は考えていますか。

A.4 経営者で一番大事なのは引き際だ。(創業家で元社長の)山内溥が退いた時には『どうなるか分からないけど、自分たちの責任でやれ』という言葉を残しており、その通りだと思う。どのタイミングで退くかは常に考えている

去年竹田さんが技術フェローから退いて特別顧問へとなりましたよね。Switchの開発体制は高橋さん、塩田さん、小泉さんが中心となって開発したとのことなので、後任育成はうまくいっていると思いますから、問題なく引き継げるのではないでしょうか。

引用元 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2643002001022018TJ2000/

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