Activision CEO、ギターヒーロー復活とイーロン・マスクのニューラリンクに関心あり
先日、Microsoft による Activision Blizzard King (ABK) の買収が完了し、ABK が正式に Xbox ファミリーとなりました。この買収は額にしておよそ10兆円に上り、ゲームの歴史上最大規模の合併と言われています。
Kotick 氏は発言の中で VR などについても言及していたそうですが、イーロン・マスク氏らが立ち上げたブレイン・マシン・インターフェイス、ニューラリンクにも VR 以上に注目しているそうです。
「私は先ほど、画面上で何かを操作する物理的な体験について話した。私は今後、我々がニューラリンクのようなものを見ることになると思う。コントローラーが無くとも画面上にあるものを触れられるようになるだろう。」
Kotick 氏はまた、Activision がこれまで発売した様々な革新的タイトルを回想していったそうで、その際にギターヒーローの再復活をほのめかしています。
「ギターヒーローなどのIPが再登場することは、さまざまな種類のリソースなしでは起こりえないだろう。だから、知っての通り、驚くほどの興奮を感じる未来への無限の可能性があるといえる。」
ABK 内には事実上休眠状態にある IP が多数存在しますが、Xbox のトップにして Microsoft のVPである Phil Spencer 氏は以前、ABKの買収後にギターヒーローシリーズを含む休眠IPの新作発売を実現させたいと発言していました。今回の発言で、ABK 側もリソースが準備できる限りギターヒーローを復活させたいとの意向を示したことになります。
ところで、様々な種類のリソースとは Xbox Game Studios を意味しているのでしょうか(少なくともMSの事を指してはいるでしょう)。もしかしたら Microsoft の研究チームを意味するのかも…。
他の記事で取り上げた通り、Kotick 氏は Microsoft を訪問した際、研究に興味津々だったことを発言しておりますが、Microsoft Research は機械学習のほかに VR や AR 、さらにはブレイン・マシン・インターフェイスの研究も行っているそうです。先のニューラリンクへの関心を踏まえれば、Microsoft Researchの研究を活用した今までとは違うギターヒーローが実現するのかもしれません。
ちなみに、Kotick 氏はAIや機械学習、MSの研究分野に関しても発言をしています。詳細は下のリンクから。
ActivisionのCEO、買収前にAIとMSの研究力の高さを語っていた (new-switch.blogspot.com)
At a recent Townhall meeting for Activision Blizzard employees, CEO Bobby Kotick discussed potential opportunities provided by Microsoft's upcoming acquisition, including "The re-emergence of Guitar Hero." pic.twitter.com/ZJoJUU98hI
— IGN (@IGN) October 11, 2023
元記事を執筆した Jez Corden氏が引用元を示す「Windows Central」の文字は小さいし、記事のリンクも貼ってないじゃないか、とポスト。IGNと比較して小規模なメディアであるWindows Central に対しよりにもよって独占記事でこのような扱いを受けたことに嫌悪感を覚えたそうです。
Dislike this trend of very large outlets producing content from my/others' exclusive coverage and not providing a backlink or source besides some tiny ass text.
— Jez (@JezCorden) October 11, 2023
I feel like if I did this to IGN, Dexerto, etc. I'd get very harshly called out for it. https://t.co/lfa0sDdjbc
その後IGNは炎上に気づいたのか、記事中やポスト(の返信欄)にリンクを貼ってとりあえず事は済んだようです。しかし、Web上とはいえ大手メディアでこの意識の低さ、ゲームジャーナリズムとは何ぞや…と思ってしまいます。
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